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街の先に山があり、その上に塔が立っている。そこに挑もうとする青年。着実に上へとは向かっているが、

既におよそ一年の月日が流れようとした。しかし彼は、何故だかは知らないがそこへと導かれている

 

幾多の困難を乗り越え、とうとう最上階へ

最上階に着くと、飢餓したような小柄なモンスターとちっこいガーゴイル(もしくはリザード?)系モンスターが待っていた

この先に真実があると言う

いざ先の道へ行くと、左手から岩のようなモンスターが転がってくる。攻撃は効かないと分かると青年は、兎に角右へと逃げる

 

なんとか敵を撒いた青年は、とうとう錆びれた扉がある最奥部へ。中に入ると、左手には黄ばんだ布団に仰向けで寝る白骨

そしてやや右手には、小さな卓袱台の近くに横たわった骸骨

後ろから、先程の二匹のモンスターが入ってくる。彼等は言った

 

ここは呪われた塔。ここに入ったものは、二度と外へとは出られなかった

ある時、布団で寝ていた人が病で倒れた。そこで、もう一人ここにいた外套を纏う人が、外へと出て薬を持って帰って来ることに挑む

しかし帰り道は、ここへ来た時よりも更に酷だった。その人は、戻ってはこなかった

部屋に残された二人は絶望した。この部屋には窓はあるものの、凡そ十五階はあろう岩作りの塔の窓から出るのは、死しか意味しない

彼等の内、卓袱台にいた人物は着ていたマントを脱ぎ捨て、外へとそれを投げ捨てた。強い祈りを込めて

 

それから、この部屋の人物はとうとう息絶えた。所々に生えた小さな草や実などで食料を確保し続けたものの、その限界と病で、二人は倒れたのだった

その時偶然にも、青年がそのマントを拾い上げたのだ

 

小柄な門スタートちっこい系モンスターは、更にこう告げた。そのマントには、この塔に対するメッセージと、そしてモンスター達の恨みが籠っていると。先々で出会い蹴散らして来た塔の、特にボス的存在の奴等には、このマントの呪いが寧ろ逆に掛けられていた

その内の一匹は、非常にぶくぶくと肥え太らされるという呪いを受けた

だが、呪いはそれだけでは治まらなかった。本人の元へと戻って来たマントは、充満した呪いを外へと撒き散らし始めた

外の異常に気付いた青年はそこを見ると、街中の住民達が突如絵のような平坦な姿へと変貌している。これもマントの呪いだと言う

 

しかしここで、マントに纏わり付いているのは呪いではないと、何かしらの出来事で判明する

マントにはある力を宿わせており、その力の源は近くにある膨大なエネルギーを用いて発生しているのだという

この街の近くには、今で言う原子力発電所的な、特別な謎のエネルギーを用いた発電所があった。それはここ最近近隣の街で出来たエネルギーで、この街にもつい最近出来始め、施設は未完成だが既にエネルギーは起こされ使用されていた

恐らく小柄のモンスター曰く、マントの力が街まで暴走したのは、その莫大なエネルギーにより所謂“呪い”という魔力がその限界を超過して溢れたのだろうという

 

そこで青年は、地元の仲間やモンスター達の力を借り(彼等を青年が、悪い奴ではない的なことを言って町民達を納得させる)、巨大な機械などで素早くエネルギー施設の破壊に取り組んだ。緊急事態故、あまり街全体に情報が瞬時に行き渡らなかったのか、中にはその施設の破壊を拒む(何が起きているのかは知らないので反対をするのだ。勝手に施設を壊されるのだと向こうは思っているので、当然と対処)が、時間がないんだ、俺を信じろ、じゃないがそのような台詞を言って、とうとうエネルギー施設を破壊

同時に、絵画のようなものに変えられた町民は元に戻った

青年におめでとうの掛け声が、街へと戻ると一斉に上がった。モンスター達も今回の切欠を気に、少しは町民達から信頼されるようになった

しかしこの時、呪いを受けたモンスター(ここでは太らされた奴)がやって来て、そのモンスターの呪いが解けていないことを知る

だが本人は、今まで悪いことした罰、このような事件の切欠を作ったのもあの塔、そして俺達のせいだということで、呪われた体を認めることにした。そしてバリバリとスナック菓子を貪り、一デブモンスターとして生きることを決意する

 

こうして街は救われ、同時にモンスター達も中には平和太りしてしまうような者が現れるほど、彼等も安寧の日々を送れるようになったとさ


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