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埃をかぶったネタがあったので公開(爆

一応随分昔に書いたシリーズものの一環として見たり。

 

 


用語集

ドルフィニアン  二足歩行の海豚

 


 

 

    Bottomless Depth †数字の溺惑†

 

 

  戒めの言葉、落ちてはならぬ場所——ボトムレス・デプス

 

    ・第三編

 

  世の中には、空間という決められた囲いの中に閉じ込められた人達がいる

  特に、秘密組織のように厳重な機密保持が必要な所においては、

  隔離されてしまう人達もいることだろう。

  そこで彼らは、どのようにして日々を過ごしていくのか……

  今回の物語は、そんな場所で働く一人のドルフィニアンのお話です

 

 

 ある所に、倉庫の番人と呼ばれる者達の中に1人のドルフィニアンが居た。その者は過去の黒い仕事で培われた洞察力により破落戸(=ならずもの)へ盗むことを能わず、人事考課のたびに彼の評価は上へとのし上げられ、やがてその功績が讃えられた彼は、倉庫を仕切る主としてストアキーパー(=storekeeper)と呼ばれるようになった。しかし彼のいる会社の定めとして、彼は倉庫から一秒たりとも外へ出ることは許されなかった。唯一陽の光を浴びる時と言えば、倉庫から別の倉庫へと繋がる通路を通る際に窓から射し込む光だけ。また沐浴(=もくよく)も、全ては倉庫内で行なわれており、それほど彼の仕事は重要なものであった。

 そんな閉塞的で重圧的な環境下に長期間居れば、ストアキーパーのストレスも蓄積される一方。内面も外面も、変わらないはずはなかった。

「おいお前、この商品の発注数がどうして10個も多いんだ?」

「すみません。注文時に数字を打ち間違えてしまったようで」

「随分と反省の色が見えないな。それは何か、過分の注文をお前がどうにかしてくれるっていうのか? ハッ! お前の給料じゃ払えるわけないだろ」

「は、払えるさ!」

「そんな大見得を良く切れるな」

 デスクに座りながら、作業ミスを犯した従業員に対して斜に構えるストアキーパー。対して従業員は緘黙(=かんもく)し、心の中で悪態をついた。

(ちっ、なんだよ醜いデブが。自分の体すら支えられないくせに。お前の体だって俺達が洗ってんだぞ)

 従業員の思ったように、ストアキーパーは自身の重みに敗北をきしていた。年がら年中明るさの無いこの倉庫に籠り切りの彼には、食べることぐらいしかストレスを解消する手立てがなかった。動いて運動しようにも商品を傷つける可能性があるため出来ず、だからと言って倉庫内を警邏しようにも、それは社の規則で従業員任せのため、ストアキーパーは納品物を管理してこの倉庫に居座ることしか事実上許されていなかったのだ。

 そんな状況で太らずにいるには相当図太い神経を持っていなければならないが、生憎ドルフィニアンにはそのような神経は無かった。だがその代わり、まるでワイヤーアクションをするスタントマンのように、彼は頑丈で図太いワイヤーロープと繋がったハーネスを装着し、体を持ち上げて貰っていた。更に天井のレールを利用して移動を容易にしたおかげで、彼はぶくぶくとはち切れんばかりに太り、太り続け、自分自身で身動きが当然取れないような、肉の入り江が大量に出来た体になっても、倉庫内をそれなりに縦横無尽に動けており、仕事に多大な影響はなかった。

 そんなある日、不穏な兆しを漂わせるものがストアキーパーの元にやって来た。それは上からの命令で発注した納品物の一つである“株式自動売買機”だった。

「株、か。つまらんこの生活にいい刺激を与えてくれそうだな」

 そして彼は、その株式自動売買機という機械を個人用に購入した。このような行動は決して珍しいことではなく、今の仕事に飽き足りている彼は、幾度となく納品物で気になったものを端から端へと注文し、暇な人生に刺激を与えるものはないかと試していた。だがそのどれもが三日坊主なり最終的には厭倦(=えんけん)し、結局は安定した食に時間を費やしていた。

 今回も、ストアキーパーはいつものようにスナック菓子を間食にしながら、株式自動売買機を首を長く——いや、太くして待ち望んだ。

 

 

 

「どなたか、おらんかの?」

 ほっそりとした老鼠が、彼の背丈の半分ほどのダンボール箱を抱え、倉庫の玄関口に来ていた。しかし受付には誰もおらず、彼はそのまま奥へと入った。

「誰だ?」そう言ったのは、ハーネスにぶらさがったストアキーパーだった。

「おっと失礼。儂は配達のものなんじゃが、受付に人がおらんくてな」

「ちっ、なんでいねーんだよ」

 彼は悪態をつきながら、壁に掛けられた巨大な作業用ディスプレイを見た。そこには現在の作業状況の他、従業員達の状態や位置がGPSなどによって映し出されているのだが、皆ある倉庫の一端に集中していた。

「そういえば、外で煙が上がっておったんじゃが、何かあったのかも知れんな」

「何? ったく、仕方ねーな」

 気怠そうに彼はデスクから立ち上がり(勿論ハーネスの補助を使って)、老鼠に歩み寄った。

「随分とお主、大きな体をしておるのぉ」

「ふぅ、あんたも、配達員にしては随分と老齢だな。最近はこの会社でも年寄りを(=しご)くのか」

 僅かな移動で既に息が上がったドルフィニアンは、配達員からペンを借りて伝票にサインした。受け取った荷物は彼宛で、購入したあの株式自動売買機だった。

 ふと、老鼠がこんなことを口にした。

「この倉庫には、あまり良からぬ物を置いておるそうじゃないか」

「——! どうしてそれを知ってる。内通者か?」

「ふぉっふぉっふぉ、儂のようなしがない鼠にはそのようなことは無理じゃよ。単なる社内の噂じゃよ、噂」

「爺さんのくせして脅かすなよ」

 呆れたようにストアキーパーは、デスクに戻ってどすんと席に着いた。この時にもまた息が上がっていた。

「お節介かも知れぬが、あまり危ない仕事には手を染めん方が良いと思うんじゃ」

「ふぅ、別にどうだっていいだろ、とっくの昔からやってることさ。ほら、用が済んだんだから帰れよ」

 あしらわれた老鼠は、少し残念そうな面持ち踵を返すと、倉庫を後にした。

 ストアキーパーは待ち草臥(=くたび)れたように、届いたダンボール箱を開けた。そもそも彼は株という仕組みを理解してはいなかったが、同梱されていた説明書にはそのような内容も含まれており、しかもそれを読まずとも簡単にお金が稼げるという謳い文句も付きのクイックユーザガイドもあった。

 ならそうしよう、面倒臭いしなと彼は、薄い簡易説明書のみを読んで、早速株式自動売買機を起動した。

 この機械を見るのは初めてだったが——彼の元に届いた荷物は、ストアキーパーであっても開梱禁止なのだ——それは黒くて薄い小型のラップトップのようなもので、裏には製品名“SATM”(Stock Auto Trade Machine)の文字が刻まれていた。ラップトップをあけると、表の有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)ディスプレイには、電源を入れてから数秒で画面が映し出された。

「ふん、なるほど、まずはクレジットカードの番号を入力して、それから住基カードの番号とパスワードを入力すれば良いんだな」

 簡易説明書を読みながらシンプルな操作盤(テンキーと幾つかのファンクションキーのみの構成)でSATMを操作すると、ほんの数分で株の売買が可能となった。

「ほうほう、ここでストラテジーを選択すると、自動で売買を行なってくれるわけか」

 ストアキーパーは、食以外の時間潰しを求めていたにも関わらず、結局は時間をかけない楽な方を自然と選んでいた。株式の売買を自動化してしまえば、いつも通り空いた時間で彼は食べることに走ってしまうだろう。だがそれを日常座臥としていた彼は気付くこともなく、適当に10万という金額を入力したあとは、SATMに全ての売買を任せた。

 そして明くる日。久しぶりの深夜残業で昼夜が逆転していた彼は、SATMを見ながら夜食のピザを食べて眠りに就こうと考えて画面を見遣ると、そこには100万という数字が表示されていた。

「ん、100万だと……見間違えか?」

 しかしながら、どんなに目を凝らしても桁数に誤りはなかった。そもそも入力金額が間違っていたのかとも思ったが、損益グラフは急斜面のように高く傾いていた。

 こんなに簡単に稼げるものなのか、それなら面白い! ストアキーパーは久しぶりの気分高揚に、ピザを取る手も早くなった。けれどもそれは単なる偶然で、SATMが選択されたストラテジーに則って購入した株の価格が、同業の別の上場企業の破綻によりたまたま急増したのだ。しかもその株は元々、同業では最安値の株価であり、証券取引所ではこの青天の霹靂に上から下への大騒ぎとなっていた。

 そんな状況を知りもしない彼は、すっかりこれに味を占めてしまい、その翌日……

「……ストアキーパー、一体何をしてるんです?」

 従業員が不安そうに聞いた。他の従業員達も怪しげに見つめるその先で、ドルフィニアンは自分のデスクにずらりと、輝くような豪勢な料理を並べていた。更に別テーブルも用意するほど大量にそれらを並べ、幾ら彼でも1人では食べ切れそうになかった。もし仮にその全てを完食した場合、きっと彼の枝垂れ桜ならぬ枝垂れた脂肪の胴体は風船状に膨らむこと必至だろう。

「パーティーさ。お前らも食うか?」

 ストアキーパーの未曾有の提案に、従業員達は(=どよ)めきを隠せなかった。それぞれが顔を見合わせたり、定番の「頭を打ったんじゃないか?」などと耳打ちする者もちらほらいた。

 すると、それに見かねたドルフィニアンがいつものような顰めっ面で、従業員達を睨み付けた。

「おい。タダで飯を食わせてやると言ってんだぞ、この俺が」

 彼の高圧的な態度に、従業員達は少し安心したのと同時にいつもの嫌厭さを覚えた。彼らは上司の命に従い、ドルフィニアンの食事に参加した。

 

 

 その後も、このような振る舞いは毎日のように続いた。それは即ち、ストアキーパーが毎日のように株で大金を稼いでいたからだ。そして日に日に彼の用意する料理は高級さと共に量も増し、初めは従業員達にも大受けだった。大トロや高級ロブスター、フォアグラに留まらずドルフィニアンなのに高級フカヒレなど、とにかくお高い料理ばかりを大量注文し、そんな未知との味を満喫出来ることでストアキーパー本人の株価も鰻登りだった。

 しかし、そんな“ウマイ”話が長く続くわけはなかった。SATMが(=もたら)したのは、ストアキーパーの暇な人生の穴埋めではなく、はなから甚大だった食欲の増大だったからだ。彼の食欲が亢進したことで、元々太り続けていた体が更に速度を増して肥大。それを周囲に示したのはドルフィニアンが装着していたハーネスのワイヤーで、膨らむ彼の体に押しのかれて限界まで外へと押し出されたあと、遂には彼の脂肪にめり込み始めた。

 それでもストアキーパーの食欲は治まらない。今日も脂身たっぷりの大トロ、肉、そして甘い高級チョコレートケーキなどによる、脂と砂糖のオンパレードが行なわれていた。加えて初心に返りピザやハンバーガなどもたっぷりとある。その量は一つの倉庫内に収まり切らず、食べ切った料理は従業員が下げて別の倉庫から新たに補給するほどである。彼自身も全身にたっぷりと脂を蓄えており、その油分を常に汗として吐き出していた。軋むハーネスで宙に僅かに浮かされた彼の下では常に湿気が滞り、初めはそこからの黴臭さがこの倉庫内に充満していたが、やがて怠惰と食欲から清拭(=せいしき)を拒否した彼の不潔な匂いが優った。

 この状況にさすがの従業員達も、例え高級料理が食べれるとしても見て見ぬ振りは出来なかった。それは上司に対する気遣いというより、不況な世の中で仕事を継続するための保身であった。

「ストアキーパー、少し食べ過ぎじゃないですか?」

「んぐ、むぐ、まだまだ、食えるぞ」

 大トロの1(=ころ)にかぶりついてSATMを見ながら、ドルフィニアンがぶっきらぼうに答えた。

「そういう意味じゃないんですが……」

「げふぅ。いいぞ、その調子だ、もっともっと増えろ増えろ——」

 刹那、壁の作業用ディスプレイから「リン、リン」という音が鳴り、重要品の配達依頼を知らせる表示が現れた。彼は舌打ちし、カットされていない一枚丸ごとのピザを片手に、依頼の来た品物の確認に向かった。普段は全て従業員に任せる作業も、重要な品物に関してはトップの手でしか触れないのだ。

 ストアキーパーはハーネスの助けを借り、まるで月面歩行のようにハーネスにミチミチの体を動かした。天井では幾多の滑車がつらそうに呻き、下ではそんな彼らの苦悶など気にも留めず、それどころか助けを借りているドルフィニアンの方が、息も絶え絶えに動いていた。

「ふぅ、ふぅ……畜生、面倒せぇ、ふぅー。おい、お前、ふぅ、あの荷物を運べ」

「えっ? 重要品はストアキーパーがやらなければならないのでは?」

「俺は疲れた。お前を信頼してるし、大丈夫だろ」

 ちょっと嬉しそうにした従業員。だがすぐに、ストアキーパーの異変に不安を一段と募らせた。

 それからも、重要品においても従業員が全て作業するようになった。こうなるとストアキーパーの仕事は、完璧にデスクワークのみとなった。しかもとうに湯浴(=ゆあ)みをしなくなった彼の唯一の動きである用を足すこともままならなくなり、そして出来なくなった。

 それでも肥大を止めない彼の内側から膨む胴体は、飢えたように身に付けていたワイヤーをも呑み込み、そして重みで滑車の一部が外れるという事態にまで陥った。それに急遽従業員達が補修を行なった結果、ドルフィニアンはとうとう移動すら不可能となった。彼はただ、ハーネスによって宙へと浮かされているだけの身となり、だがそれも、重力で弛む脂肪によって接地間近であった。

 

 

 空中で(=うつぶ)せになり、次から次へと料理を頬張るストアキーパーは、数人の従業員を配給係として割り当てていた。

「す、ストアキーパー?」

 恐怖と葛藤しながら、配給係の鷹が口を開いた。

「んう、グフゥ、むぐむぐ」

「少し、節制しては如何ですか?」

「もっど、よごぜ、うぐぅ」

 渋々鷹が、100kgもあるステーキを機械で持ち上げドルフィニアンの前に差し出した。苦しそうにパンパンな両頬に汗を伝わすドルフィニアンは、それをまるで鮫のように獰猛に貪り始めた。

 今の彼は、ハーネスのワイヤーと別のワイヤーとのあいだから漏れた肉を、地面に広げるほど太り切っていた。彼の食欲は誰一人として止めることが出来ず、彼自身ですら胃の暴走を制御出来ずにおり、一日中何かを食べ続けなければ禁断症状が起きるほどの悪化ぶりだった。それでもドルフィニアンは、胃袋が満たされることはなくとも、人生だけは満たされていた。彼が昼夜視線を送るSATMでは今尚利益が向上し続け、10万から始まったそれは、今では10000万——即ち1億という金額を示しており、それにどっぷりとのめり込んでいた彼は、正に金に目を眩ます亡者と成り果てていた。

 そんな悪状況をとうとう見かねた鷹が、この問題に容喙(=ようかい)すべく、あるものを彼に見せつけた。

「ストアキーパー、これを見て下さい」

 それは6桁の7セグメントディスプレイで、10000という数字を表示していた。しかもそれはSATMのように少しずつ数字を変化させ、10001、10002と加算していた。

 だがしかし、鷹のこの行為が最悪の結果を生み出してしまった。ストアキーパーはその上昇する数値を見るやいなや、反射的に興奮を覚えて益々食べる勢いが増したのだ。

「おお、おお、グフゥ、いいぞ、いいぞ! もっどぶえろ、もっどぶえろ、ブフー!」

「——! ストアキーパー、これは違います、違いますって!」

「もっどめじを持っでごい! ぎょうもざいごうのいぢにぢだ、グフフフ、ふぅ、ふぅ、ふぅー!」

 涎を滴らせ、100kgのステーキを一気に食べ進めながらも、ストアキーパーは次の食事に向けて貪欲さを露わにした。

 彼の食欲を助長させてしまった鷹は、首を横に振り溜め息を漏らした。もう、誰も彼を止められないと確信したからだ。

 

 

 ストアキーパーは、SATMだけでなく、配給員の鷹が用意したもう一方のディスプレイにも目を配り、それらに表示される加速して増え続ける数値を糧に、どんどんと食欲を湧かせた。

 だが彼は、肝心なところを見逃していた。鷹のディスプレイの端には、単位としてlbs(=0.45kg)と書かれていた。即ち、彼が一段と興奮を覚えていたそのディスプレイは、一切お金とは関係ない、彼自身の体重を示していたのだ。その値が増えることに快楽を覚えていた彼は、より一層膨大に食べ物をかっ食らい、増量する体重に更に食欲を盲進させるというスパイラルに嵌っていた。

 結果、従業員を押し出すように太膨した体は、増設した何十本ものワイヤーロープが天井の滑車から必死に支え、床にはたっぷりとその肉を敷き詰めていた。脚と尻尾は肉嵩を増して肉床となった胴体に埋まり、お腹は大きな胸の、脇腹は不動の腕の支えとなっていた。顔も、増殖した脂肪と肉床に半分ほどうずもれたため、視神経の問題はなくとも盲いていた。

 しかしながら、彼の脳内では洗脳されたように2種類の数値が、スロットのリールのように回転して値が延々と増える幻影を見続け、それに胸の高鳴りを感じる彼は、自らの妄想で体を肥大させ続けた。そして彼の空想世界には、限りなど金輪際存在しなかった。

 

 

 

 

 倉庫には、一人として従業員はいなかった。だが突然、そこから大きな爆発が起き、煙が上がったかと思いきや、同じようにもこもことした物体が忽然と現れた。

「少しばかしの心配りじゃ。お主のボトムレス・デプスでは、それほど苦しまんで済むじゃろ。儂の今回の相手は、もっと上の存在じゃからの」

 ひゅうと寒い風が吹く丘の上で、老鼠達が遠巻きにこの光景を窺っていた。老鼠は、横に仁王立ちする筋肉質の男のシャーカンに向かい、言った。

「しばしあそこを観察してておくれ。奴らが来たら、追跡開始じゃ」

「インラージャさん、何処へ行かれるのです?」

「何処へも行かんよ、車に戻るだけじゃ。老体にはこの寒さはつらいからのう」

 そして老鼠ことインラージャは、丘を下って停車中の車に乗り込んだ。

 

 

 

 

  戒めの言葉、落ちてはならぬ場所——ボトムレス・デプス

  今日もまた一人、その場所へといざなわれてしまった

 

 

  ・第三編 終


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